前職では「裁量労働制」というほぼブラックな労働方法で働いてました。いわゆる「定額働かせ放題」というやつです
この働き方について以前書いた記事がわりと伸びたこともあり、「意外と仕事関連の話しって需要あるのかも?」ということで、久々に仕事奮闘記カテゴリ更新になります
こんにちは、しんしょと申します
タイトルにもある通り、実は筆者、転職をしました。何気に初公開の情報です
気づいたら5ヶ月も経っていましたが、せっかくなので今までの経緯とか感想をまとめます
・転職した(前職場を辞めた)理由
・転職後はどうなった?
・無職してたってマジ?
・転職して良かったか?
などを書きました。気になる方はぜひ読んでみてね。ゆる~く語っていきます
ではいくよー三└(┐卍^o^)卍
筆者が退職を決めた理由3選|意識はこのくらい低くたって良い
新卒で中小IT企業に入社した筆者は、丸4年勤めたタイミングで退職をしました
前職場を辞めた理由は主に次の3つでした
①低賃金に対する不満
②案件ガチャに辟易した
③次回案件が嫌だった
本当はもっと理由があるけど、まとめきれないので主要な理由をピックアップしました
「③」は完全に自分のエゴ全開ですが、正直な気持ちなので選出してます
それぞれ軽く触れていくぅ
①低賃金に対する不満
今だから明かしますが、前職場(IT系)での給料は手取り16万円台でした
大卒+週5日フルタイム+残業で、です
しかも新卒入社して丸4年間勤めてコレでした。初任給も15万と低かったですが、そこから2万円も増えていないんですよね
手取りとは裏腹に作業量と責任は年々増えていきましたが
どれだけ頑張っても手取りがほぼ増えず、裁量労働制ゆえに残業代もゼロだったので、徐々にこの会社で働く意義が見出せなくなっていきました
筆者はあまりお金に執着するタイプではありませんが、やはりそれでも働いた分の対価は貰いたいと感じたし、貰えるべきだと思いました
そんなこんなで低賃金に対する不満が爆発しつつあって、これが1つ目の退職理由となりました
お金、大事
②案件ガチャに辟易した
筆者が入社した会社は「別の企業から引き受けた案件に参画して作業する」といった派遣のような働き方をしてました。いわゆるSIerとかSESのことです
営業が取ってきた案件に社内で手が空いてる社員から適当に放り込まれる環境だったので、どんな案件に当たるかは完全に運でした
退職までに4つの案件に入り、結果としては
・1つ目:はずれ
・2つ目:大はずれスーパーデラックス
・3つ目:案件消滅(ある意味当たり?)
・4つ目:ギリ当たり
といった具合でした
ほぼはずればかり引いていたので、後半は参画が決まるたびに憂鬱でした
また2つ目の案件で人生で最も体調を崩したこともあり、これを機に「案件ガチャってやべぇわ」と悟りました
会社にガチャで振り回されることに嫌気がさし、これが2つ目の退職理由となりました
ちなみに大はずれ案件により、
自律神経失調症⇒不眠症⇒ナルコレプシー⇒インフル⇒メニエール病
を経験したよ!
③次回案件が嫌だった
退職する直前まで「ギリ当たり案件」をやっていました
ゆるゆるとコーディングするのがメインの作業だったので意外と楽しく、今までの中では当たり案件でした
「この作業だけで食っていけるなら会社に居続けてもいいかも!」
とさえ本気で思っていました
が、終わりは突如訪れました
先方から「あと2ヶ月で契約更新をやめる」と連絡があったことを、上司から知らされたんです
どうやら「システムが安定してきたのでメンテナンスに充てている人件費を削減する」ということで、契約更新が打ち切られる運びとなりました
マジメに働くと契約が切られる始末
で、ここからが本題になります
現行の案件が無くなるので、次回から入る新たな案件ガチャが始まりました
結果ははずれでした。はずれもはずれ、大はずれ。ざっくりとガチャの内容をまとめると以下になります(長い)
- まず、プロジェクトの詳細が不明。まさにガチャそのものですね
- さらに絶賛コロナ禍だったのにリモートワークは不可。毎日客先に出勤する必要がありました
- ただしその客先は他県にあるため、泊り込みの出張が必要となりました
- 出張期間はもちろん不明です。ただ最低でも3カ月は続くようでした
- また前職場には謎すぎる旅費規程が存在し、出張期間が長くなるほど手当てが減るといったとんでもルールでした
- そんな状況で、出張のために客先(現場)の近くのビジホを探しましたが、手当てが減るせいで旅費規程内に収まるホテルが見つかりませんでした
- この問題を上司に相談したところ、「しょうがないから神奈川あたりのビジホに泊まって。で、毎日そこから客先(東京)まで通勤して」と指示されました
いやいや
いやいやいやいやいやいや
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
詳細不明の案件ってだけでも地雷臭ぷんぷんなのに
さらに期間不明の出張
+毎日客先で仕事
+旅費手当減少
+他県へ出張して他県へ通勤
ってどゆこと??
どうしたら東京の客先で仕事するために神奈川に泊り込んでそこから毎日通勤って思考に至れるのか
しかも新生活時期だったのでどこのビジホも高騰していて、神奈川の郊外にある古いビジホしか取れ無さそうでした
リモートでいいだろリモートで!
これにはさすがに和製ガンディーとも呼ばれてる筆者もブチ切れ。助走付けて釘バットをフルスイングするレベル
この一件が決定打となり、色々と吹っ切れ、3つ目の退職理由となりました
まぁ普通の社会人なら耐えて出張行くんだと思いますが…筆者にはどうにも割り切れず、その後気づいたら退職届を出していました
理不尽に屈したくないマン
社会人になっても嫌なもんはイヤなんだなぁ(社会不適合者)
吹っ切れた後どうしたか→実はすぐ転職せず無職をしてました。半年間
先に述べたように理不尽に耐えきれなくなった筆者は、色々と吹っ切れ、わりと勢いで会社を退職する運びとなりました
残っていた有休30日以上をちゃっかり全消化してから辞めることができたので、最終出勤日から退職日までの2カ月近くを有休で過ごしました
ある種、不労所得の完成である
転職活動せずに過ごした有休期間
常人の神経であればこの有休期間中に転職先を決めると思います。が、筆者はあえて転職活動はしないことにしました
有休中とはいえまだ会社に籍がある状態なのが何となくソワソワするのと、全てまっさらになるまでは何もしたくなかった(できなかった)ので
マルチタスクがほぼ全くできないんですよね。ひとつの問題が解消しないと次に動けないみたいな
そういった理由から転職活動はせずに、ゆっくりと好きに有休期間を過ごしてました
(周りに卒論+ゼミ+就活+バイトをこなしてる人が一定数いましたが、彼らはおそらく神か化物かAIだと思います)
筆者はマルチタスクが無理だったので、転職活動せずに有休期間を過ごしました
人生にはこういった期間も必要だと思う
無職、爆誕
退職後のお金の心配はありますが、有休中に
・固定費の見直し
・必要なものはまとめ買い
・不要なものはメルカリ
など無職になった後、お金をなるべく減らさないようにする手は打っていました
せっかく無職になるなら「無職を楽しめる無職」になりたかったので、このあたりはわりと頑張ってましたね
また、退職してすぐに就職するといった考えが無く、ざっくりと半年~1年くらいは無職をするつもりでいました
そのため上記のお金関係に加え、
・国保
・住民税
・奨学金
などの出費も計算し、想定外の支出が無いように徹底して洗い出してました
そして約2ヶ月の有休が終わり、ついに退職日が来ました
で、俺(無職)が生まれたってわけ
無職、奮闘す
無駄な支出はできませんが、無職は自分のやりたいことを試せる時です
以前から「ブログで生計を立てられたらなぁ」なんて淡い考えを持っていたので、これを機に実行することにしました
一時、ブログ更新頻度が高かったのはそのためです。2023年4月から3カ月ほどは3日に1回のペースで投稿してました↓
ほとんどがスマブラ(カズヤ)関連の記事ですが、おかげで上位表示されるページがどんなものか掴めた気がします
ちなみに「スマブラ 最風」とかで検索するとトップ出る記事、それ、筆者です(ドヤァ…)
ただ結果としては、収益は伸びてPVも安定してきたけど、とても食べていけそうになかったので断念しました
月1万前後にはなったけど気力と体力が続かなかった…(˘ω˘)
他には筋トレや読書なども会社員時代より時間が取れ、QOLはいままで以上に高く過ごすことができました
やだ…筆者の無職適正、高すぎ…?
黄金のような日々の終わり
ブログでの生計を断念したタイミングで、転職活動をぼちぼち始めることとしました
せっかくなのでと思いハロワに行って失業保険を申請しました。これでゆっくり仕事が探せます(労働者の権利って素晴らしい)
薄給なりにある程度貯金と事前に出費も計算していたことに加え、失業給付も貰えたので焦らずゆっくり生活できました
どれだけゆっくりしてたかと言うと、失業給付をもらうための実績を稼いだら、あとは筋トレ・ゲーム・アニメ三昧してたほどです
dアニメは無職の財布に優しい(月額550円)。フェアリーテイル全部みた(驚愕の全328話)
そんなこんなで失業給付を満額もらったとほぼ同時に採用が決まり、筆者の無職期間が終了しました
前職を退職してから丸半年が経った頃のことでした。無職期間…筆者にとっては黄金のような日々だった(遠い目)
※ちなみに上記期間には2ヶ月あった有休期間は含んでいません。含んだら実質8カ月無職
内向型にとって無職は非常に相性が良いことが分かったと同時に、働くことが嫌いなのだと判明した瞬間でもありました
リモートワークが普及したおかげで、平日家にいても世間の目が気にならないのも良かった
再就職!転職を果たした無職が5ヶ月働いた感想
無職中に適職とか天職とかやりたいこととか色々考えましたが、結局はまたIT企業に転職することにしました
そこはまだまだベンチャー企業でしたが、
・オファー年収が魅力的だったこと
・会社の代表が良い人だったこと
・フルリモートで働けること
・参画案件が選べること
といった理由から入社を決めました
転職してみて思ったのが、会社選びはぶっちゃけ運だということ
①企業が偶然募集してるタイミングで
②無職な筆者が偶然転職サイトに登録し
③さらにそれぞれの希望がマッチし
④かつ互いが「いいかも」と思えた
こういった場合に採用・入社が決まるのだと分かったからです
ちなみに前職場から年収が150万近くアップしましたが、これも運であり実力ではないです
実力が伴っていないので筆者は落ちこぼれ状態です。よく採用されたなぁ…(˘ω˘)
てなわけで働いた感想に参ります
5ヶ月働いた感想
久々のフルタイム勤務に心がやられそうになりながらも、なんとか食らいついてる今日この頃
始めこそ「今まで無職だった分、働いて取り戻すぞ!」と意気込んでましたが、無職明けに週5日8時間ワークはキツ過ぎた
また無職に戻りたい
あと全体的に弊社社員のレベルが高い。要求されるレベルも高いのでプレッシャーを常々感じてます。5ヶ月働いたけどなかなか慣れませんね
フルリモートでこれなので、毎日出勤だったら精神的にも肉体的にも死んでいたかもしれない
世のオフィスワーカーの方には頭が上がりません。特にサービス業のように、毎日接客をしている方々は仏かなにかだと思います
また年収が150万ほどアップしたと先に書きましたが、月の手取りでいうと10万以上も増えました
能力は変わってないのに…恐ろしい。増えた分の給料は丸々貯金にまわし、いつかの無職に備えてますが(根っからの無職気質)
案件は大変ですが報酬もそれなりにもらえてるので、転職したこと自体に後悔はまったくありません
お金ってやっぱ大切だなぁ
出張も無いもんね(根に持ってる)
5000兆円ほしぃ~
ぼやき:IT向いてないかもなぁと思い始めたこの頃
高校の授業で触れたプログラミングが案外面白かったので、大学でもプログラミングを専攻してました
が、授業のレベルが低すぎたので実務ではまるで役にたたず、実務の中で勉強をしてました
ただ進めてるうちに「プログラミングって奥が深すぎるのでは…?」と痛感し始めました
今まではノリでできてたけど、最近は自信が無くなってきてます
ITは技術の進歩が速すぎるので、やる気のある人しか残れない業界だと思いました
コーディングは好きだけど筆者はやる気が無い側の人間なので、そろそろITから足を洗うときが来たのかもしれない
フルリモートを捨てるのは惜しいけど、もっと楽しい(というか気楽)な仕事を探すのも悪くないのかなぁ
一度転職すると、転職の恐怖心みたいなものがだいぶ薄まってることに気づきました。近いうちにまた転職するかもやね
平穏に暮らしたいだけなのに…世知辛い世の中だこと
おわりに
タイトルが退職理由と無職・転職・再就職を経験した感想となってますが、前職場のグチと無職生活の話しがメインとなってしまいました
それらがそれだけ印象的だったということで許してください。再就職先の話しは今後書くかもです
ちなみに無職の時、ほかの方が書いたブログとかもよく読んでいました。筆者的に参考になった方がいたので張っておきます
無職・フリーター・ブラック企業入社・早期退職など様々な経験をされてる方で、筆者以上に内向型の方です
無職の過ごし方なんかはとても参考になりました
心のゆとりが大切なんだな~と学びました
前職場の話し↓
では今回はこの辺で!
最後までありがとうございました!
次回もよろしくね!!